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  長い人生、歯を失う最大原因はTCHなのか? (No.0001)
   
 

 


木野孔司東京医科歯科大学准教授
とサイトウ歯科の院長齋藤博の共著。
(¥1512) 詳しい説明と購入法

サイトウ歯科(東京・新宿駅南口)

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診療時間
午前10時分から 午後5時30分まで
休診日     土曜・日曜・祝日

サイトウ歯科(静岡・磐田駅前)

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診療時間
  午前9時から12時までと
  午後2時から5時まで

休診日   土曜・日曜・祝日

 

 

 

 当院には、歯周病から歯を守るシステム「ペリオ・クリーニング」があります。1982年に着想し、その後試行錯誤を繰り返し、1985年から本格導入しました。通常は、ペリオ・クリーニングを継続する事で、歯周病の管理が可能となり、歯周ポケットが8mm以内であれば、問題なく長期使用が可能となる結果が得られていました。
 しかし、例外的に、定期的にペリオ・クリーニングを受けておられるのにも関わらず、歯の動揺が増化し、歯を失ってゆく患者さんがおられました。そうした患者さんは、日常的に歯に無理な力を掛けている事が予想できたのですが、上手い解決法が見出せませんでした。


  そんな時、私の同級生、木野孔司元東京医科歯科大学准教授の率いる顎関節治療部(大学病院)を長期に亘り見学する機会にめぐり合いました。2003年のことでした。
  当時、木野先生の研究グループが、アンケート調査から顎関節症発症の最大要因が、普段何もしていない時に上下の歯を接触させている癖(TCH)であることを解明していました。
  長期にわたる見学で、難病と考えられていた顎関節症患者にTCHの是正指導を行なうだけで、殆ど全ての患者で顎関節症症状が改善していました。これには驚きました。

 TCHの潜在能力に気付いた私は、「本人は自覚していない、無意識な行動TCHが、歯・歯周組織・顎関節に無理な力を加えることで、様々な口腔内のトラブルを引き起こし、歯を失う可能性を高くしているのではないか」という仮説を立て、木野先生の協力の下に、TCHの是正法をサイトウ歯科の診療に導入しました。
  治療中口が大きく開かない患者さん、奥歯に動揺のある患者さん、痛くて入れ歯を入れていられない患者さん、治療中に口がワナワナと震えだす患者さん、奥歯の磨耗が激しい患者さん、肩こり・頭痛で悩まされている患者さん、入れ歯が短期間に合わなくなってしまう患者さんなどと、およそ歯・歯周組織・顎関節に無理な力が加わっていると思われる患者さんすべてを対象として、TCH指導を行いました。

 約7〜8年間に及ぶ試行錯誤の結果、TCHリスクの高い人では、歯・歯周組織・顎関節に無理な力を加え、そのことが様々な口腔内トラブルの原因となり、歯を失う最大原因となる可能性があることが解りました。 したがって、当院ではペリオ・クリーニング時に、患者さんのTCHリスクを判定し、TCHリスクの高い場合には、TCH是正指導を行っています。このことで、歯の動揺が減り、急激な歯周ポケットが深くなることを防止できるようになったため、確実に歯の寿命を延ばすことが可能となりました。

  昔と違って、誰でもが口腔ケアに関心を示し、自分の歯を大切にする時代となりました。しかし、多くの人が、歯を失う最大原因が、上下の歯を接触させる癖(TCH)だとは気付いていません。このことを広く知っていただくために、2013年3月には「100歳まで自分の歯を使う4つの方法」(講談社刊)を出版しました。

 食事・嚥下・会話以外の時に、上下の歯が触れなくても日常生活に支障は起きません。逆に、触れることで、口を閉じる筋肉が働き、むし歯・歯周病・顎関節症ばかりでなく頭痛・肩こりの原因にもなっています。 例えば、上下の歯はいつも当てているものだと思い込んでいる人、重いストレスがのしかかっている時、パソコン・ゲーム・料理などに夢中になっている時、ぶるぶる震えるような寒い場所にいる時などでは、強度なTCHが出現します。

TCHは、TCHの頻度や強さによって、4つに分類します。

TCHリスク1:日常的に、ほとんどTCHのない人

TCHリスク2:多くの人が該当するランクで、状況によってTCHが現れます。TCHによる悪影響が口腔内に起きていない状態

TCHリスク3a:強度のTCHがあり、TCHによる悪影響が口腔内に起きている状態。口を大きく開ける、開け続ける事が辛い状態ですが、顎の動きが不安定となる顎関節症にはなっていません。100歳まで歯を使うためには、TCH是正は必須事項です。

TCHリスク3b:強度のTCHがあり、顎の動きが不安定な状態。顎関節症・隠れ顎関節症・咬合違和感という症状が現れています。TCH是正は喫緊の問題です。

 歯を失う最大原因TCHは、無意識に行っている癖なので、本人は自覚できません。しかし、TCHリスク3a, TCHリスク3bに該当する場合には、歯を失わないためのTCH是正が必要です。まずは、ご自分のTCHリスクを知ることが大切です。

次回の記事は、12月11日(火曜日)を予定しています。

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