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  虫歯の話(1)(齋藤滋子)
   
 

歯と周りの組織図

C0と診断される口腔内写真

 

 


木野孔司東京医科歯科大学准教授
とサイトウ歯科の院長齋藤博の共著。
(¥1512) 詳しい説明と購入法

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 私達、歯科医療関係者は、虫歯のことを、「う蝕」とか「カリエス」と呼ぶことが多く、歯科検診では、一般に「C」という記号で表します。虫歯は歯の表面が脱灰することから始まるのですが、詳しく説明する前に、まず、歯の構造を確認してみることにしましょう。

 
 歯はとても硬い組織ではありますが、歯科大学で歯の構造を学んだ時、私達は、砥石を使ってゴリゴリ歯をすり減らし、薄い切片にし、断面を顕微鏡で観察しました。歯の構造は、生えている奥歯を、半分にしたところを想定して、説明することにします。


 エナメル質は、歯の外側で一番硬い部分です。90%以上が無機質で、顕微鏡で見るとエナメル小柱という直径数ミクロンの細い繊維の束になっています。象牙質は30%程の有機質を含み、エナメル質の次に硬い組織です。これも象牙細管という細い管でできていて、管の中には歯髄側から象牙芽細胞の突起が伸びだしています。セメント質は骨と似た成分です。歯槽骨との間を歯根膜という繊維で結びつけています。歯髄は、いわゆる「神経」といわれる部分です。細い血管や神経線維が根尖孔を通って顎の骨の中を通る血管や神経とつながっています。

 

 虫歯はその進行度により、C1〜C4に分類されますが、臨床的にはC1の様に見えても、実際に歯を削ってみると、それ以上に進行している・・・ということもあるので、数字にこだわることにはあまり意味がないようにも思われます。また、検診では、視診で虫歯かどうか疑わしい場合、CO(要観察歯−questionable caries under observaition) としてチェックすることもあります。では、どのように虫歯が進んでいくかをわかっていただくために、状態像を使って説明しましょう。

CO: 物を食べた後、歯の表面では、実は、脱灰と再石灰化という、溶けたり修復されたりを分子レベルで繰り返しており、(後日詳しく説明する予定です)脱灰に傾くと歯の表面が溶け始めます。統計上は健全歯とみなしますが、お口の中の条件が悪ければすんなり虫歯に移行するし、条件が良ければ何年もそのまま、あるいは再石灰化してくる可能性もあります。奥歯の溝等で、エナメル質の実質欠損は認められないが黒く(褐色に)なっている場合や、平滑面で、やはり、実質欠損はないが、脱灰を疑わしめる白濁や褐色斑等がある場合、隣接面で精密検査を要するものなどがあります。

 

C1: エナメル質あるいは露出した歯根のセメント質の、初期の虫歯です。探針で触ると実質欠損が分かり、見えにくい歯と歯の間などの虫歯はレントゲン写真で黒く透けて見えます。自覚症状はほとんどありません。治療は一般に、虫歯の部分を削って、人工的な材料を詰めますが、すぐに処置をせず、経過観察することもあります。 


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