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  学校検診で不正咬合と言われたら(齋藤滋子)
   
 

図1正常咬合


図2.上顎前突


図3.反対咬合


図4.交叉咬合


図5.開咬


図6.過蓋咬合


図7.叢生


図8.位置異常


9.空隙歯列


木野孔司東京医科歯科大学准教授とサイトウ歯科の院長齋藤博の共著。
自分の歯を残すには、
「砂糖を減らす」「1日1
回の正しい歯ブラシ」「3ヶ月に1度のペリオクリーニング」に加え、TCHの是正が必要。
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4月から6月にかけて、幼稚園や学校などでは歯科検診が行われます。私は小学校とその付属幼稚園で学校歯科医をさせていただいていますので、今回は検診に関することを書いてみます。

 近年では、小学校以上では、生えている歯の状態だけでなく、顎関節の状態、歯列・咬合、歯垢の状態、歯肉の状態、の4項目についての診査を行い、それぞれ、0−異常なし、1−要観察、2−要精検、の判定をします。虫歯があったり、歯肉・歯垢の判定が2の場合は、保護者に治療の勧告を出しますが、歯列・咬合(いわゆる歯並び)に関しては、“お知らせ”という形になります。これは、現状では、不正咬合が、特殊な場合を除き、健康保険による治療が受けられないことや、完治まで長期間がかかるということの為のようです。判定については、実際は、学校歯科医間でも、多少格差があると思いますが、生え変わり完了時に不正咬合が予測される場合には、私としては、早めに保護者に知っておいて欲しいという気持ちで判定2にしています。

 子供が持ち帰った紙が“お知らせ”のみの場合、保護者としてはちょっと迷ってしまうかもしれませんが、不正咬合・歯列は、多かれ少なかれ顎関節への影響がありますし、見た目の顔の形ばかりでなく、体の成長発育にも影響が大きいので、信頼できて気軽に話すことが出来る歯医者さんに相談することをお勧めします。

 それでは、どのような歯並びが「お知らせ」の対象になるのか簡単に説明しましょう。

《咬合》について

図1.正常咬合・・・上顎の前歯が下顎の前歯より少し外に出て、下顎前歯を少し覆っています。歯並びに隙間は無く、上顎の歯並びが下顎の歯並びより少し大きく、上下の歯並びは整ったアーチを描いています。このような咬みあわせを現在のところ正常咬合と呼んでいます。

図2.上顎前突・・・上の前歯が極端に外に出ている状態です。

図3.反対咬合・・・下顎前歯が外に出ている状態です。上の前歯が下の前歯に押さえられることで、上顎(鼻のあたり)の成長が抑制され、逆に下顎が過成長することになります。

図4.交叉咬合・・・左右のずれがある状態です。写真では、向かって左側の臼歯部の咬みあわせが逆になっています。生え変わりの過程で一時的に起こり、自然に治ることもありますが、放置すると顎が歪んでくることもあります。。

図5.開咬・・・・・咬んだ時、上下の前歯が離れている状態です。指しゃぶりや舌を前歯に押し付ける癖が主な原因です。指しゃぶりは、3歳頃までになくなれば、永久歯への影響は少ないと言われていますが、その後も指しゃぶりを続けていると開咬になり、自然治癒は難しくなります。前歯が咬んでいないと、咬みあわせが不安定になります。

図6.過蓋咬合・・・下顎前歯が見えない程深くかんでいる状態です。下顎前歯が上顎前歯内側の歯肉にあたるので、歯肉が傷つくこともあります。本来、上顎前歯に当たるはずの下顎前歯が、深くかみこんでしまうので、下顎が後退し、下顎の動きが規制され顎関節症にもなり易いと言われています。データーにはありませんが、最近の検診で、過蓋咬合は増えているような気がします。ゲームに熱中してかみしめている時間が長い人が増えていること無関係ではないような気がします。食事などの必要な時以外にもキュッキュッとかんでいる癖はやめるべきです。かんでいる自分に気付いたら、歯を離して肩の力を抜くことが大切です。

《歯列》

図7.叢生・・・・・歯が並びきれなくてデコボコしている状態です。顎の大きさよりも、歯の横幅の合計が大きいとデコボコします。

図8.位置異常・・・部分的に位置異常の歯がある場合です。写真の場合は、前歯の1本が内側に入っています。

図9.空隙歯列・・・欠損歯、過剰歯、上唇小帯付着異常などが原因で歯並びに隙間がある場合です。写真の場合は、唾を飲み込むときに、前歯に舌を当てる癖で悪化しています。

いずれにしても、歯列・咬合異常の紙をもらった場合、信頼できる歯科医に相談されることをお薦めします。  


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